カテゴリ:生き物情報( 31 )
啓蟄(けいちつ)の里山民家 (3/6)
朝の雨から一転、お昼頃からは、早春の日差しが心地良い天気となりました。
暦の上では、二十四節気の「啓蟄(けいちつ)」。
これは、地中で冬ごもりをしていた生き物たちが、早春の光を浴びて、
土を啓(ひら)き、這い出してくる季節を表しています。
今日は、まさに「啓蟄」の名にふさわしい日でした!
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待ってました!とばかりに、宮野入谷戸ではアカガエルたちの大合唱!
雑木林や道端でも、水辺を目指すカエルたちに出会うことができました。
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池や湿地は、卵でいっぱい!
もう少しすると、オタマジャクシで大賑わいになりそうです。
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子供たちが大好きな、アメリカザリガニも目を覚ましていました。
大きくて真っ赤で、立派なザリガニ。
まだ起きたばかりなのか、動きが遅く、簡単に捕まえることができました。
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捕まえてみて発覚!
実は、お腹にたくさんの子供達をかかえた、お母さんでした。
(茶色のかたまりが、孵化したばかりの小さなザリガニたち)
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そんな、カエルやザリガニたちを狙ってか、
田んぼにはアオサギが1羽じっと佇んでいました。
(写真の中央の白い鳥がアオサギ)
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生き物たちが、動き出すこの季節。
暖かい日には、公園に足を運んで、
春の訪れを感じてみてはいかがでしょうか。
by noyama-p01 | 2012-03-07 14:56 | 生き物情報
春の足音
水面凍る厳しい冬が終わりました。まだまだ寒い日は続きますが、春は着実に近づいています。ここ数日、久々の雨と気温の緩みが重なる日がありました。にわかに谷戸が、カエルの歌声で賑わっています。
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アカガエルの産卵シーズンです。いったいどこに、こんなに隠れていたのかと思うほど、たくさんのカエルが水辺に集っています。あっけにとられているこちらを尻目に、恋路に励むアカガエルたち。その結晶はとても綺麗で、まだ人間の手には厳しい水の冷たさも忘れて見入ってしまうほどです。
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アカガエルの産卵が収まると、次はヒキガエルやシュレーゲルアオガエルのシーズンが続きます。これから里山の水辺は大忙し。ぜひ来て、見て、聞いて、季節の移り変わりを感じてください。
by noyama-p01 | 2012-02-28 12:45 | 生き物情報
冬の野鳥観察~キツツキのなかま~
「キョッキョッキョッ・・・」冬の静かな森の中で鳥の声が聞こえてきます。
どうやらキツツキが鳴いているようです。
今日は公園の中で見られるキツツキをご紹介します。


「コゲラ」
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日本で一番小さなキツツキで、一年中見ることができます。
「ギー・・」という声が聞こえたら、きっとコゲラです。
♂の頭の後方には、赤い羽毛が隠れています。
運が良ければ見えるかもしれません。
探してみてください!





「アカゲラ」
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ムクドリくらいの大きさで、冬に見られるキツツキです。
森の中で「キョッキョッキョッ・・・」という声が聞こえたら探してみましょう!
背中に八の字を逆にした、白い班が目印です。





「アオゲラ」
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アカゲラより一回り大きく、1年中見られるキツツキです。
声もアカゲラに似ていて、いつもどっちだろうと迷います。
日本にしかいない、緑色のキツツキです。






葉が落ちた冬の雑木林は、野鳥観察の絶好の季節です。
ぜひお越しください。



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また、公園内では、パークレンジャーのガイドウォークを実施しています。
2月は12日(日)、26日(日)に実施します。
事前申込不要、参加費無料、当日13時30分に里山民家でお待ちしています。

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by noyama-p01 | 2012-02-06 09:55 | 生き物情報
冬の野鳥観察③ ~ 空を舞うタカ ~
冬は葉が落ち、木にとまっている鳥や空を舞う鳥が見えやすい時期です。
特にタカの仲間も見えやすくなるので、見分けのポイントをごく簡単に紹介します。

オオタカ
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カラス位の大きさで白っぽく見え、若い個体は茶色っぽ
く見えます。尾羽や翼に帯もようがあるのも特徴です。




ノスリ
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オオタカよりも更に白っぽく見え、体はずんぐり、尾羽も
短くて幅広に見えます。翼に黒い斑があるのも特徴です。




トビ
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尾羽がバチ状で全体に茶色。
茶色の翼の中に白い班が見えます。あまり羽ばたかず、
尾羽で舵をとるのも特徴です。



小鳥やカラスが急に騒ぎ出した時には、空を見上げて見ましょう。
白っぽい鳥、茶色っぽい鳥が飛んでいたら、それはタカかもしれません。
散策がてら、冬だからこそ見やすいタカ観察にもぜひ挑戦してみて下さい。
by noyama-p01 | 2012-01-15 20:26 | 生き物情報
「ガサガサ」と音をたてる鳥
冬鳥の中には、やぶを好む野鳥がいます。道脇のやぶなど「ガサガサ」
と音が聞こえたら、その方向を暫く見てみましょう。

ウグイス
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春に「ホーホケキョ」と鳴きますが、冬は「チャッチャッ」
と鳴きます。ササやぶ等で見られます。



アオジ
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「チッ・チッ」という、高い声
で短く鳴きます。やぶの上に
つるが絡まり、トンネル状に
なった所も好んで利用します。



シロハラ
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林の中で落ち葉をかき分けな
がら木の実や虫を探していま
す。驚いて逃げる時などは
「ピュロロロロ…」と鳴きます。




野鳥を探す時に、まずは目よりも音をたよりに探すのがおすすめです。
鳴き声だけでなく、食べ物を探すときに出す音も大きな手掛かりになります。
冬の里山を、耳を澄ませながら歩いてみてはいかがでしょうか?
by noyama-p01 | 2011-12-24 22:18 | 生き物情報
野鳥情報(11/13)
先週の冷え込み比べ、過ごしやすい日が続いていますが、
11月頭に吹いた木枯らし一号の後、冬鳥の姿が見られる様になってきました。


ジョウビタキ(♂)
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管理所のテラスから、道路をはさんだ所にある木の上になわばりをはっている様です。
「ヒッ・ヒッ、カッ・カッ」と鳴いています。オスは胸が鮮やかなオレンジで顔は黒色、メスは全体に薄めのオレンジで、顔も黒くなく、目がつぶらに見えます。



アオジ(♂)
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やぶの近くで「チッ、チッ」という高めの声で鳴いています。姿はなかなかお目にかかれませんが、鳴き声はいたるところで聞かれます。声を意識しないと、聞き逃しやすい声質です。やぶの近くを通る時には、耳をすませてみましょう。オスの方が全体に色がはっきりしていて顔の周りも黒いですが、若い個体だと分かりにくい事もあります。



シロハラ
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冬になると各所で見られる冬鳥です。木の実や落ち葉の下にいる虫を食べますが、日本に渡ってきた直後はあまり地上に葉降りず、木の上の実を良く食べています。11/13に入山や、カタクリ沢の付近で木の上にいるのを確認しました。これからだんだんとみられる様になる野鳥です。



シメ
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「ピチッ、ピチッ」という声で鳴きます。木の高い所にいる事が多く、かたい木の実を割って食べる事ができる太いくちばしをもっています。まだ確認は数回程度ですが、既に園内にはやってきていて、時折声を聞きます。これからだんだんとみられる様になります。


紅葉のピークが終わり、葉が落ちる頃には野鳥はもっと見やすくなってきます。今はまだ冬鳥が来はじめの時期ですが、紅葉も楽しめるので、ぜひ両方を楽しみながら散策をしてみて下さい。
(※管理所や民家の蔵に野鳥のパネルを展示しています。こちらも参考にご覧になってみて下さい)
by noyama-p01 | 2011-11-13 09:54 | 生き物情報
赤とんぼ
秋空を眺めながら公園を歩いていると、ふわふわとトンボが飛んでいるのに気づきます。
アキアカネやウスバキトンボが見られるようになりました。

アキアカネ
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ちょっとした枝先で休憩をしている事もあります。
ゆっくり近づけば、逃げずに近くで観察することもできますよ。

園内散策の際には、ぜひ探してみてください。
by noyama-p01 | 2011-10-01 14:17 | 生き物情報
バッタの島
野山北・六道山公園管理所周辺で草刈りが行われました。
しかし、島状に刈り残しがあります。この刈り残しには意味があります。
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原っぱのなかをのぞいてみましょう。

「ここにも、そこにも、あそこにも…」
そこら中、バッタだらけです。中を歩くとバッタたちが飛び交います。

中でも一番多いのは、目の下の模様が涙目に見えるツチイナゴ。
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茶色いもの、緑のもの、羽がまだ短い幼虫など、色々な姿で見られます。

また、ススキにたくさんの「かじった跡」があり、その葉っぱを良く見ると、裏に隠れている別のバッタがいました。

葉っぱの右側からのぞくと、葉っぱの左側へ「くるっ」と回りこみ、
反対側からのぞくと、やはりまた反対側へ「くるっ」と回りこむ…
なかなか姿を見せてくれない、ショウリョウバッタモドキです。

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見た目には、ショウリョウバッタに似ますが、体つき、足の長さ、触角など、身比べるとだいぶ違いがあります。何より「くるっ」と葉の裏に隠れるのは、ショウリョウバッタにはない彼らの特徴です。
公園の中でも、見られる場所が限られている、ちょっと珍しいバッタです。

この原っぱは、彼らのために刈り残したものです。
少し前までは、キリギリスの仲間が多く見られました。今は、コオロギたちも沢山聞こえます。時期によって、見られる種類が変わってきます。

刈り残しの原っぱを見かけたら、ぜひ「バッタさがし」をしてみて下さい。
by noyama-p01 | 2011-09-18 18:07 | 生き物情報
道草のススメ
赤坂駐車場から野山北インフォメーションセンターまで向かわれる際、
右手にガードレール沿いの道があります。この日陰の道をゆっくり歩く
と、色々なものが見つかります。


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アシグロツユムシ

ヤブガラシの葉っぱの上にいました。
まだ幼虫ですが、肢に黒い模様がすでに入っています。
それほど大きく移動はしないむしなので、立ち寄った際は観察し、
だんだんと成虫になる様子を追ってみたいと思います。


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ササキリ

オニドコロの葉っぱの上に居ました。
触角がとても長く不便そうに感じますが、左右とも上手に動かしな
がら、葉っぱの間をすり抜けていきます。
近づくと、葉っぱの裏に隠れてしまいました。


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ヤマジノホトトギス

足元では、ヤマジノホトトギスが咲き始めています。
「ホトトギス」の花の名の由来は、野鳥のホトトギスの胸の模様と、
この花の斑点模様が似ていることからこの名が付いたとされます。
皆さんにはどう見えるでしょうか?

何気ない道でも道草をする見ると、色々なものが見つかります。

赤坂からインフォメーションセンターにお立ち寄りの際は、
ぜひ「道草」してみて下さい。
by noyama-p01 | 2011-07-20 12:08 | 生き物情報
昆虫レストラン
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今の時期、木の花はそれほど多くないのですが、
野山北・六道山公園のエヶ入谷戸北側の展望デッキでは、
リョウブの花が6~7部咲になり、ひと際目だっています。

近づくと甘~い、良い香りがします。

さらに近づいて、見てみると・・・
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チョウ、ガ、カミキリムシ、ハチ、ハナアブ、ハナムグリ等…
たくさんの虫たちが花に集まり、それぞれ夢中で蜜を吸っていました。
まさに「昆虫レストラン」です。

お近くをお立ち寄りの際には、ぜひ足を運んでみて下さい。
ざっと、20種位の虫たちが見られますよ。

(※園内では生き物の持ち帰り、持ち込みはできません。観察を楽しんでください)
by noyama-p01 | 2011-07-03 09:04 | 生き物情報